小田原城は、戦国大名小田原北条氏の居城であり、難攻不落のお城を誇りました。天守閣内には展示スペースが充実しており、小田原観光に訪れた際には外せないスポットです。
特徴
小田原城が初めて築かれたのは、15世紀中ごろのことと考えられています。北条氏の居城として次第に拡張整備され、巨大な要塞としての姿を完成させました。天守閣は戦国時代としては最強と言われ、小田原城は強固な防御機能を備え、難攻不落の城として知られています。
小田原城は、1960年に小田原市政20周年の記念事業として、天守閣の再建が行われたことを皮切りに、史跡としての整備が進められ、今の姿になりました。小田原駅からお城へ向かうと、学橋(まなびばし)が見えてきます。城址公園内の二の丸広場にあった小学校への通学橋として利用されていたことから、名づけられたといわれています。
城内へはいくつかの門をくぐって入ることができますが、銅門(あかがねもん)は二の丸の正門にあたります。渡櫓門(わたりやぐらもん)にはその名の由来となった銅板の装飾が施されており、一見の価値ありです。
おすすめの過ごし方・楽しみ方
歴史を楽しむ
小田原城を訪れる際には、城内をゆっくりと散策することで、歴史の息吹を感じることができます。天守閣に入ると、各階に展示スペースが設けられているため、小田原城の歴史を学んだり、小田原ゆかりの美術品を眺めながら展望台を目指すことができます。展望デッキからは小田原市街や海岸線を一望でき、絶景を楽しむことができます。
自然を楽しむ
季節ごとに開催されるイベントやライトアップも魅力のひとつです。桜の季節には300本以上のソメイヨシノが咲き乱れ、お城と一緒にお花見が楽しめます。また、梅雨の時期には城内に彩り豊かな紫陽花が咲き、多くの観光客でにぎわいます。
家族で楽しむ
小田原城址公園には、天守閣以外にもお子様連れで楽しめるスポットがいくつもあります。こども遊園地は、小さなお子様に人気で、豆汽車やバッテリーカーなどの遊具で遊ぶことができます。NINJA館では、戦国時代の北条氏を陰で支えたとされる風魔忍者をモチーフに、映像や展示を通じてその歴史を学ぶことができます。また、参加・体験型の展示手法を用いているため、お子様も思いっきり体を動かして楽しんでいただけます。
城址公園内を楽しむ
報徳二宮神社
小田原城址公園内にある報徳二宮神社は、小学校などでよくみかける銅像として知られている、薪を背負って本を読む少年、二宮尊徳(にのみやそんとく)翁(幼名金次郎)を祀っている神社です。境内(報徳の杜)にはレストランやカフェなどもある他、結婚式を行う場所としても人気があります。
きんじろうカフェ
報徳二宮神社の御祭神である「二宮尊徳(にのみやそんとく)翁」を多くの人に知ってもらいたいという想いからはじまったカフェです。珈琲をはじめとしたドリンクはもちろん、金次郎が当時食べていた食事「呉汁(ごじる)」などをお召し上がりいただけますので、散策で疲れた身体を癒しにお立ち寄りください。
基本情報
小田原城 天守閣
住所 小田原市城内6‐1
連絡先 0465-22-3818
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。