無機質なコンクリートのトンネルの先に、大自然の海が見え、写真スポットとして人気の場所となっています。
御幸の浜のショート動画
特徴
海へと続くトンネルは、西相バイパスの開通年である1967年に、防潮扉として誕生しました。防潮扉は、相模湾を有する小田原市で、津波や高潮が発生した際に住民の暮らしを守るためになくてはならない存在で、このトンネルは小田原市に23か所にあります。実際、近年でも1年に15回ほど扉を閉める機会があり、観光名所となっている今でも、その本来の役割を果たし続けています。
トンネルを抜けた先に、御幸の浜と呼ばれる美しい海岸が広がっています。「御幸」とは、天皇や上皇の外出や旅行を指す言葉ですが、この浜もゆかりがあります。1873年、明治天皇と皇后が、ここを訪れて地引網をご覧になってから、「御幸の浜」と呼ばれるようになりました。
おすすめの過ごし方・楽しみ方
御幸の浜の「海へと続くトンネル」は、ただ通り抜けるだけではもったいないスポットです。まずは、トンネルの入口からゆっくりと歩き始め、トンネル内部の無機質ながらもトンネルの先から自然光が差し込む幻想的な雰囲気をお楽しみください。トンネルを抜けた先では、伊豆半島や三浦・房総半島も見渡すことができ、海を眺めながら、ゆっくりお散歩をするのがおすすめです。
カメラを片手に出掛け、トンネルを額縁にして望むことができる美しい海岸線や、レトロな趣を感じる街並みを写真に収めてください。きっと小田原旅行の素敵な思い出になると思います。
基本情報
御幸の浜 海へと続くトンネル
住所 小田原市本町3-16
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。
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