金田城トレッキングは、歴史を学びながら豊かな自然を感じ、対馬の魅力を堪能できるおすすめのアクティビティです。
金田城トレッキングの動画
特徴
長崎県対馬市の金田城（かなたのき・かねだじょう）は、日本最古級の古代山城として有名です。その歴史は古く、1350年以上前に遡ります。白村江の戦いに大敗した大和朝廷は、大陸からの攻撃に備えて西日本各地に古代山城を築きました。中でも九州最北端の国境離島である対馬は、国防の最前線となり、金田城が築かれました。
当時は、石塁の他、天然の断崖などで守られましたが、日露戦争の際に再度この地が注目され、近代要塞が整備された歴史があります。2度にわたって国防の拠点となった場所では、現在でも石塁や砲台跡などをみることができます。
こちらは「金田城壁石垣」。黒瀬湾を眼下に見渡せるスポットです。1350年以上前の姿がそのまま残されており、当時の様子が想像できるほどの迫力を感じます。
おすすめの過ごし方・楽しみ方
標高は276m、城山砲台を構築する際に、山頂近くの砲台跡まで馬車道が整備されていたこともあり、比較的登りやすい緩やかなトレッキングコースになっています。登山口から山頂までは片道約2.4kmで、時間にして片道1時間程度の道のりです。
トレッキングの際は、ぜひ観光ガイドさん同行のツアーに申し込まれることをおすすめします。この土地が持つ歴史的背景や自然について、ガイドさんの話を聞きながら登っていると、時間を忘れてしまいますし、より地域への理解が深まります。
トレッキングコースの途中にも、見所は満載ですが、やはり大小さまざまな島が織りなす浅茅湾（あそうわん）を頂上から眺める景色は、最高です。金田城を訪れた際には、ゆっくりと時間をかけて、自然と歴史を満喫してください。
基本情報
金田城トレッキング
住所 長崎県対馬市美津島町黒瀬城山
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。
