神戸は異国情緒あふれる街並み、美しい港、そして癒やしの温泉が楽しめる魅力的な観光地です。1泊2日で神戸を満喫するには、定番スポットを押さえつつ、ゆっくりとリラックスできる時間も確保するのがポイント。
この記事では、効率よく観光を楽しめるモデルコースをご提案します。有名な北野異人館や南京町、夜景が美しい六甲山を巡り、宿泊は温泉で癒やしのひとときを過ごすプランです。神戸の魅力を余すことなく堪能する旅へ、さあ出かけましょう!
1日目のプラン|神戸の定番スポットを巡る
神戸観光の1日目は、異国情緒あふれる北野異人館街からスタート。次に南京町で地元グルメを楽しみ、神戸港エリアで夕方の散策と夜景を満喫します。
これらのエリアは徒歩や公共交通機関での移動がしやすく、効率的に回れるのが魅力です。北野異人館街では明治から大正時代に建てられた洋館の美しさを堪能し、南京町では中華料理を楽しむことができます。最後に、メリケンパークやハーバーランドで港町ならではの雰囲気を感じ、夜は有馬温泉で心も体もリフレッシュしましょう。
北野異人館街で異国情緒を味わう
北野異人館街は、神戸観光で外せないエリア。19世紀末に外国人居留地として発展したこの地区には、洋風建築の名建築が点在しています。特に「萌黄の館」はアメリカ総領事の旧宅として知られ、鮮やかな緑色の外壁が目を引きます。
一方、「風見鶏の館」は赤レンガ造りの重厚な佇まいで、ドイツ人貿易商の邸宅でした。館内では当時のインテリアや生活様式を感じられる展示が楽しめます。周辺にはカフェや土産物店もあり、異国情緒に浸りながらゆったりと過ごすのに最適なスポットです。徒歩で散策を楽しむのがおすすめです。
南京町でグルメを満喫
北野異人館街を楽しんだ後は、徒歩または市営バスで南京町へ移動しましょう。南京町は神戸の中華街で、約100軒以上の中華料理店や雑貨店が軒を連ねています。街の中心にある「南京町広場」では、獅子舞のオブジェや伝統的な建築が雰囲気を盛り上げます。
ここでは、地元の人々にも人気の「老祥記」の豚まんが必食。モチモチの皮にジューシーな餡がたっぷり詰まっており、行列必至の一品です。また、「満園春」では焼き餃子やエビチリなど本格的な中華料理を楽しめます。食べ歩きやテラス席での食事を楽しみながら、異国の味覚に舌鼓を打ちましょう。
神戸港エリアを散策|メリケンパークとハーバーランド
午後から夕方にかけては、神戸港エリアへ向かいましょう。まず訪れたいのが「メリケンパーク」。港を背景に設置された「BE KOBE」モニュメントは、写真撮影スポットとして大人気です。
夕暮れ時には海面に映る街並みが美しく、ロマンチックなひとときを過ごせます。また、リニューアルされた「神戸ポートタワー」からは神戸の街並みを一望でき、夜景もおすすめです。
さらに、隣接する「ハーバーランド」ではショッピングやカフェ巡りを楽しめます。「umie」や「モザイク」の施設内には、神戸らしいお土産を買えるショップも豊富。港町ならではの景色とともに、ゆったりした時間を満喫しましょう。
1日目の夜|神戸温泉宿でリラックス
1日目の観光を終えたら、神戸の温泉宿で旅の疲れを癒やしましょう。おすすめは日本三古湯の一つである有馬温泉エリア。有馬温泉は、金泉(鉄分と塩分を多く含む湯)と銀泉(炭酸泉)の2種類の泉質が楽しめるのが特徴です。
アクセスも便利で、神戸市内から電車で約30分程度。有馬の街並みは風情があり、夜の散策も楽しめます。温泉街には高級旅館から手頃な宿まで揃い、予算や好みに応じて選べます。美味しい地元料理と温泉で、心も体もリフレッシュして翌日に備えましょう。
有馬温泉 太閤の湯に宿泊
1日目の宿泊先には、日帰り温泉施設も併設された「有馬温泉 太閤の湯」をおすすめします。この宿は温泉街の中心に位置し、観光にも便利な立地です。
「中の坊瑞苑」では贅沢な和風のお部屋でくつろげるほか、地元の食材をふんだんに使った会席料理が楽しめます。さらに、隠れ家的な雰囲気を楽しみたいなら「御所別墅」がおすすめ。プライベート空間で贅沢な時間を過ごせます。
いずれの施設も、金泉・銀泉の両方を満喫でき、肌に優しい湯が特徴です。夜には星空を眺めながら露天風呂に入るひとときが格別です。
2日目のプラン|自然と絶景を楽しむ
2日目は神戸の自然や絶景を楽しむアクティブなプランでスタート。
六甲山で朝の清々しい空気を吸いながら絶景を眺め、その後は動物や海の生き物と触れ合える「神戸市立須磨海浜水族園」を訪れます。最後に神戸名物・明石焼きを堪能しながら旅を締めくくる流れです。
観光だけでなく、美しい自然と温かなグルメに癒やされる1日を満喫しましょう。
六甲山で朝の清々しい時間を
2日目の朝は、六甲山へ向かいましょう。六甲山は神戸市内からバスやケーブルカーで簡単にアクセスでき、絶景ポイントが豊富な人気観光地です。
特に「六甲ガーデンテラス」では、神戸の街並みから大阪湾までを見渡せる大パノラマが広がり、カフェでゆったりと朝のコーヒーを楽しむのもおすすめです。
また、「六甲オルゴールミュージアム」では、貴重なアンティークオルゴールの演奏を鑑賞でき、心が洗われるような音色に癒やされます。春から秋にかけては豊かな自然が広がり、季節の花々も楽しめるため、散策にも最適なスポットです。
神戸市立須磨海浜水族園で癒やしのひととき
六甲山を満喫した後は、須磨エリアにある「神戸市立須磨海浜水族園」へ。ここは子どもから大人まで楽しめる人気の施設で、海の生き物たちとの触れ合いが魅力です。
中でも、イルカライブは見どころの一つ。ダイナミックなジャンプやコミカルな動きを間近で楽しめます。また、アマゾン館では、南米のジャングルを模した展示で珍しい魚や生き物を観察可能です。広々とした施設内は、ゆったりとしたペースで回れるので、疲れることなく観光を楽しめます。家族連れやカップルにおすすめのスポットです。
明石焼きを堪能して締めくくる
旅の最後は、神戸名物の明石焼きを楽しみましょう。おすすめのお店は、須磨エリアからもアクセスしやすい「たこ磯」。ふわふわの生地に新鮮なタコが入った明石焼きは、出汁に浸して食べると口の中でとろける美味しさです。
また、「あかし多幸」は地元で愛される老舗で、明石焼き以外にも一品料理が充実しています。観光の締めくくりに、美味しい明石焼きで神戸の味を堪能しながら、2日間の旅を振り返りましょう。
実際のモデルコース例と費用感
1泊2日のモデルコースの大まかな移動手段と予算を紹介します。交通手段や予算の目安を把握しておくことで、よりスムーズに旅を楽しむことができます。
交通手段と移動のコツ
神戸市内は電車やバスが充実しており、観光スポット間の移動は公共交通機関が便利です。六甲山や有馬温泉エリアは観光バスやケーブルカーを利用するとアクセスがスムーズ。
また、市内移動には「神戸市営地下鉄」や「シティーループバス」などの観光客向けの交通パスを活用するのがお得です。
1泊2日の総予算目安
モデルコースの予算は以下を参考にしてください。交通費は1日あたり約1,000〜1,500円、観光施設の入場料やアクティビティで約2,000円。
宿泊費は温泉宿の場合、1泊2食付きで15,000〜25,000円が相場です。さらに食事やお土産代を加えると、全体で約25,000〜40,000円が目安となります。
旅行スタイルに応じて、プランを調整してみてください。