鎌倉は、歴史と自然が織りなす魅力的な街で、古民家カフェや隠れ家のような海沿いのスポットが数多くあります。観光地としても有名ですが、観光名所を巡るだけでは味わえない、ゆったりとした時間を過ごせる場所もたくさん。鎌倉ならではの古民家カフェで贅沢なひとときを楽しんだり、海風を感じながら隠れ家的なカフェでリラックスしたり。
今回は、鎌倉の魅力を存分に堪能できる、おすすめの古民家カフェと海沿いの隠れ家スポットを厳選してご紹介します。鎌倉を訪れた際には、ぜひ足を運んで、心豊かな時間をお過ごしください。
静かな朝、古民家カフェで過ごす贅沢な時間
ヨリドコロ
<引用:江ノ島・鎌倉ナビより>
早朝7時から営業している「ヨリドコロ」は、鎌倉の江ノ電沿いに位置する素敵な和定食のお店。2020年3月にリニューアルオープンし、地元のサーファーや旅人をはじめ、様々な人々に愛されています。大正時代の古民家を改築した店内は、温かな雰囲気に包まれ、カウンター席やレトロな風情のあるお風呂場をイメージした席もあり、どこに座っても心地よい時間を楽しめます。
ここでぜひ味わいたいのは、オーナーの実家が干物専門店という「干物定食」。脂がのった干物は、旨味がぎゅっと凝縮されており、店内に漂う芳ばしい香りが食欲をそそります。そして、もう一つの主役は卵。神奈川県の養鶏場から仕入れた濃厚なブランド卵は、大振りで色・艶・弾力ともに申し分なし。あったかご飯にのせて、醤油をたらし、黄身を崩して一気にかき込みたくなる美味しさです。
食事を終えた後は、江ノ電を眺めながら街をぶらりと散策。行き先を決めずに歩いているうちに、鎌倉の新たな魅力を発見できるはずです。
店舗情報:ヨリドコロ 住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1丁目12−16 営業時間:7:00-17:00 定休日:火曜日 |
CYAN KAMAKURA
<引用:ことりっぷ公式HPより>
鎌倉の隠れ里とも呼ばれる静かな場所、朱色の鳥居群で知られる佐助稲荷神社の近くに、2023年3月にオープンした「CYAN KAMAKURA」。
このカフェは、古民家を再生した温かみのある空間で、建物自体にはほとんど手を加えず、もともとあった畳をフローリングに替えるなどシンプルなリノベーションが施されています。家具も以前使われていたものをそのまま使用し、まるでおうちにお邪魔しているかのような、落ち着いた居心地の良さがあります。
庭にはテラス席も設けられており、鳥のさえずりを聞きながら、自然の中でゆったりと過ごすことができます。モーニングメニューの「一汁一菜」は、旬の鎌倉野菜を使った味噌汁と、ふんわり甘いだし巻き卵、おにぎりが並ぶシンプルながら心温まる一皿。お子様連れにも嬉しい、昔ながらのナポリタンや、鎌倉らしい蕎麦なども楽しめます。
さらに、浦野珈琲が監修するコーヒーは、季節ごとに豆を変え、浅煎りから深煎りまで3種類が揃い、一杯ずつ丁寧にドリップして提供されます。
自家製プリンや胡麻団子などのデザートも人気で、朝食、ランチ、カフェタイムと、あらゆるシーンにぴったりなカフェです。自然に囲まれた穏やかな空間で、心と体がほぐれるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
店舗情報:CYAN KAMAKURA 住所:神奈川県鎌倉市佐助2丁目23−14 営業時間:10:00-17:00 |
小町通りで散策、ランチとショッピング
カフェ ダイニング ジータ
<引用:ことりっぷ公式HPより>
鎌倉の静かな路地にひっそりと佇む「カフェ ダイニング ジータ」は、海外のトラットリアのような洗練された雰囲気を持つカフェダイニング。小町通りから少し外れた場所にあり、散策の途中にふらりと立ち寄りやすいお店です。店内は白を基調にした明るい空間で、奥には庭園が広がり、石灯籠やつくばいが鎌倉らしい情緒を感じさせます。外にはカウンター席もあり、開放感のある雰囲気でゆったりと過ごせます。
店主の川井理花さんは、フードコーディネーターとしても活躍していた経歴を持ち、焼物の器を集めることが趣味。そのため、店内には石川県の九谷焼や長崎県の波佐見焼など、実際に現地で選んだ美しい器が並び、食器ひとつひとつにこだわりが感じられます。ランチメニューの「一汁三菜プレート」では、九谷焼や波佐見焼の器に盛り付けられた季節のごはんと豆皿料理、特製スープを堪能できます。豆乳と白みそ、ベーコンで作るスープや、もっちり豆腐など、手づくりの創作料理が楽しめ、食べ応えも抜群です。
ランチ後には、藤沢の「7325コーヒー」の豆を使用したフレンチプレスで淹れたコーヒーをぜひ。果実感のあるジューシーな味わいが、プリンと相性抜群です。おしゃれな空間で、ゆっくりと美味しいひとときを過ごしたい方にぴったりのカフェです。
店舗情報:カフェ ダイニング ジータ 住所:神奈川県鎌倉市小町2丁目8−23 鶴ヶ岡会館第3ビル 1階 営業時間:11:00-17:00 定休日:火曜日 |
cafe&foods albicocca
<引用:cafe&foods albicocca公式HPより>
鎌倉駅から徒歩15分、鶴岡八幡宮の近くにひっそりと佇む「cafe&foods albicocca(アルビコッカ)」は、知る人ぞ知る隠れ家的なイタリアンレストラン。築100年の古民家をリノベーションし、落ち着きのある和の雰囲気とおしゃれなイタリアンが融合した、居心地抜群の空間が広がります。店名の「albicocca」はイタリア語で「杏」を意味し、温かみのある木のぬくもりと、元々あった大正ガラスの建具が、古民家の持つ魅力を引き立てています。
オーナーシェフの山田数範さんは、湘南地域でイタリアンの料理長を務めた後、独立してこのお店を開店。ランチメニューにはお肉や魚料理、パスタなどが揃い、お得なセットメニューには鎌倉野菜を使ったサラダ、自家製パンまたはライス、ドリンクが付いてきます。デザートも充実しており、ゆっくりとくつろぎながら食事を楽しむことができます。
店内にはテラス席や子ども連れにも嬉しい個室の和室もあり、どんなシチュエーションにも対応。ジャズの音楽が流れる中、初めて訪れてもすぐに馴染める居心地の良さが魅力です。古民家で本格的なイタリアンを堪能できる「albicocca」は、鎌倉散策の休憩スポットとして最適な場所です。
店舗情報:cafe&foods albicocca 住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目6−11 営業時間:11:00-15:00、17:00-21:00(月曜日は11:00-15:00のみ) 定休日:火曜日 |
午後の海沿い散策と隠れ家カフェ
cafe 坂の下
<引用:cafe 坂の下公式HPより>
鎌倉駅から江ノ電で長谷駅まで揺られ、海に近い路地にひっそりと佇む「cafe 坂ノ下」。築80年以上の古民家をリノベーションしたこのカフェは、落ち着いた雰囲気と温かな空間が広がり、訪れるたびに心がほっとする場所です。特に、フォトジェニックな店内は、写真好きにも嬉しいスポット。どこを切り取っても、鎌倉らしい情緒が漂い、居心地の良さと相まって、どの時間帯でも訪れたくなるカフェです。
「cafe 坂ノ下」の看板メニューは、懐かしさを感じさせるオリジナルパンケーキ。子どもの頃から大好きだったおやつパンケーキの思い出をもとに、何度も試作を重ねて完成したレシピみたいです。分厚く焼き上げた3段重ねのパンケーキは、見た目こそホットケーキのようですが、甘さ控えめでコーンミールが入っており、ほんのり香ばしさが広がります。外はカリッと焼き上げ、内側はふんわりしっとり。
おやつタイムにぴったりな「cafe 坂ノ下」。豊富なドリンクメニューもあり、どれにしようか迷ってしまうほど。ゆっくりとした時間を過ごしながら、懐かしい味とともに心温まるひとときをお楽しみください。
店舗情報:cafe 坂の下 住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下21−15 営業時間:10:00-17:00 L.O. 16:00(平日)、10:00-18:00 L.O. 17:00(土曜・日曜・祝日) 定休日:月曜日 |
なみまちベーグル
<引用:なみまちベーグル公式HPより>
「なみまちベーグル」は、長谷駅から徒歩約5分、鎌倉駅から自転車で約10分の場所に位置する、築100年以上の古民家を改装したカフェです。店内は温かみのある和の雰囲気と、おしゃれなカフェの空間が融合した心地よい場所。こだわりのベーグルと共に、鎌倉の静かな街並みを楽しむことができます。
店内で手作りされるベーグルは、すべて北海道産小麦「はるゆたか」を使用し、ホシノ天然酵母や天日塩、シママース、はちみつなど、厳選した良質な素材で作られています。バターや牛乳、卵を使わず、低脂肪・低カロリーなので、ダイエット中の方や動物性食品を控えている方にもおすすめ。種類豊富なベーグルの中でも、チーズ、チョコ、ミルクティーなどの味が人気で、どれも優しい味わいが特徴です。
また、「スモークサーモン&バジルクリームチーズ」や「鎌倉しらす&カマンベールチーズ」など、厳選素材を挟んだサンドプレートも提供されており、ランチや軽食にぴったりです。ベーグルはテイクアウトも可能で、サイクリングや散策の途中に、鎌倉の潮風を感じながら楽しむことができます。
心にも体にも優しい、こだわりのベーグルを堪能できる「なみまちベーグル」。古民家の落ち着いた空間で、ゆったりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
店舗情報:なみまちベーグル 住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下19−12 営業時間:9:30-15:00 定休日:月曜日 |
夕暮れ時、海と共に締めくくる
海沿いのキコリ食堂
<引用:OZmallHPより>
由比ヶ浜海水浴場近く、国道134号線沿いにある「キコリ食堂」は、鎌倉の海を見下ろしながら食事を楽しめる絶好のロケーションが魅力のレストランです。特に夕方から夜にかけて、海に沈む美しい夕日を眺めながらの食事は、格別のひととき。
店の名物は、地元の新鮮な食材を活かした料理の数々。鎌倉野菜のかき揚げや三崎マグロのレアカツ、湘南釜揚げシラスのミニ丼、そして「みやじ豚」のトンテキなど、どれも地元の味を堪能できる一品です。特に「全部のせ切り株定食」は、これらの自慢料理を一度に味わえる贅沢な定食で、ボリューム満点ながらもヘルシーでバランスの取れたメニューです。
さらに、「キコリの宴会コース」では、2時間飲み放題付きで3,000円というお得なプランもあり、グループでの食事や歓送迎会、女子会などにも最適です。テラス席では潮風を感じながら、海の景色を楽しめ、特に夕方や夜の時間帯は、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
店内には、畳の座敷や個室も完備しており、落ち着いて食事を楽しみたい方には最適。昼間だけでなく、夕方から夜にかけて、よりリラックスできる時間を提供してくれる「キコリ食堂」で、鎌倉の海を感じながら心ゆくまで美味しい料理を堪能してください。
店舗情報:海沿いのキコリ食堂 住所:神奈川県鎌倉市材木座6丁目4−7 山ノ上ビル 営業時間:11:00-22:00 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。鎌倉で1日を満喫するなら、古民家カフェと海沿いの隠れ家スポットがおすすめ。
朝は「ヨリドコロ」で和定食を楽しみ、静かな「CYAN KAMAKURA」で心温まるひとときを。ランチは「カフェ ダイニング ジータ」で季節の料理を堪能し、午後は「cafe 坂ノ下」や「なみまちベーグル」でリラックス。夕方は「キコリ食堂」で海を眺めながら地元の味を楽しめます。
鎌倉の風情を感じながら、贅沢な1日を過ごすことができます。