福島市にある飯坂温泉は古くからの温泉街で、街中を散策しながら地元ならではの名物グルメを堪能できるスポットが盛りだくさん。飯坂温泉で食べ歩きにぴったりの甘味スイーツから、ランチにおすすめの軽食、ご当地ならではのお土産まで、最新情報を交えた15スポットをカテゴリ別にまとめました。温泉めぐりの合間に、美味しい飯坂温泉グルメを余すところなく満喫しましょう!
飯坂温泉で楽しむ!甘味・スイーツ食べ歩き
まずは食べ歩きに欠かせない甘味・スイーツから。温泉街を歩きながらつまめるおやつや、湯上がりに立ち寄りたいカフェスイーツまで、飯坂温泉ならではの味を楽しめるスポットを紹介します。
佐藤菓子店|できたて温泉まんじゅうを堪能

飯坂温泉に来たらまず味わいたいのが温泉まんじゅう。老舗の「佐藤菓子店」では、できたてホカホカの温泉まんじゅうをいただけます。
ほんのり茶色い薄皮に包まれた粒あんは優しい甘さで、湯上がりの体に染みわたる美味しさ。このお店は地元でも評判で、お土産用に箱買いする観光客も多いです。飯坂温泉の名物グルメとして旅の記念にもぴったりで、店頭では一個から気軽に購入できるので食べ歩きのお供にぜひ試してみてください。
和菓子だけでなく、洋菓子も販売していて、どれもお土産にぴったりです!
菅金商店|名物ラヂウム玉子を食べ歩き

飯坂温泉でもひときわユニークな名物がラヂウム玉子です。源泉熱を利用してゆで上げた温泉卵で、殻をむけば中からホクホクの半熟卵が登場。国内で初めてラジウムが発見されたことにちなみ命名されたもので、実際に放射性成分が含まれているわけではありません。
ほんのり硫黄の香りがする優しい味わいで、胃にも優しく染みわたります。健康に良いとされ昔から湯治客にも親しまれてきた一品で、近くの足湯に浸かりながら食べれば癒やし効果も倍増です。お土産用にパックになった温泉たまごも販売しているので、自宅でも温泉気分を味わえますよ。
他にも、ラジウム温泉を売っているお店があるのでぜひ食べてみてください!
談妃留|桃のスイーツでリフレッシュ

福島市は全国有数の果物の産地で、「果物王国」の異名を持つほど桃や梨の栽培が盛んです。飯坂温泉の中心にある「談妃留」では、そんな福島名産の桃を使った贅沢スイーツが人気。
夏季限定の桃ソフトクリームは、完熟桃のピューレを練りこんだ濃厚な味わいで、フレッシュな香りが口いっぱいに広がります。一口食べればジューシーな桃の甘みと冷たいソフトクリームが絶妙にマッチして、火照った体もクールダウン。ほかにも季節のフルーツをふんだんに使ったパフェやジェラートなど、飯坂温泉のグルメならではのスイーツが充実しています。果物王国・福島の恵みを存分に味わえるカフェで、ひと休みしながら食べ歩きスイーツを堪能しましょう。
夜パフェもやっていて、フルーツを贅沢に使ったパフェは絶品です!
凍天処 木乃幡|できたて凍天の優しい甘さに癒される

素朴な和スイーツが好きな方におすすめなのが、老舗和菓子店「凍天処 木乃幡」の名物・凍天(しみてん)です。ふわふわのドーナツ生地で、モチモチ食感のよもぎ餅を包み込み、油でカラリと揚げた凍天は、外はカリッと中はもっちり。ほんのり甘い香りとともに、ひと口食べればどこか懐かしい優しい美味しさが広がります。
できたての凍天は特に絶品で、揚げたてならではのサクふわ感が楽しめるのも嬉しいポイント。小ぶりなサイズ感で食べ歩きにもぴったりです。店内には、プレーンのほかにも、きなこやあんこ入りなどバリエーション豊かな凍天が並び、選ぶ楽しみも広がります。
日持ちはしないためお土産には不向きですが、その場でしか味わえないできたての美味しさは格別。飯坂温泉の散策途中、ちょっと小腹を満たしたいときや、ほっと一息つきたいときに、ぜひ立ち寄ってみてください。
お茶やコーヒーにも合う福島名物!
パティスリーサワダ|老舗洋菓子店で出会う贅沢スイーツ

和の趣が漂う飯坂温泉街の中で、ちょっと特別なスイーツを味わいたいなら、パティスリーサワダがおすすめです。創業1867年の歴史を誇る老舗洋菓子店で、地元福島の素材を活かしたケーキや焼き菓子を手がけています。伝統を大切にしながらも、新しい感性を取り入れたラインナップが魅力です。
中でも人気を集めるのが、しっとりと焼き上げた「ピュアオレンジケーキ」。フルーティーな香りと爽やかな甘さが絶妙に調和し、口に入れた瞬間に広がるやさしい味わいが、旅の疲れを癒してくれます。
その他にも、季節限定のタルトや、ギフトにぴったりの焼き菓子セットなど、幅広い商品が揃っています。温泉街を散策する途中で立ち寄り、自分へのご褒美スイーツを選んでみてはいかがでしょうか。
ラスクやチーズタルトもおすすめです!
飯坂温泉グルメ満喫!軽食におすすめスポット
温泉街散策の合間や日帰り旅行の昼食や夕食にちょうど良い、食べ応えのある飯坂温泉グルメを集めました。地元民にも愛される定番ランチから、歩きながらつまめる軽食まで、飯坂温泉でぴったりなメニューをチェックしましょう。
わたなべパン店|名物ラジウム玉子パンを食べ歩き

飯坂温泉ならではのユニークな味を楽しめるのが、わたなべパン店の「ラジウム玉子パン」です。源泉熱でゆで上げたラジウム玉子を、ふんわりとしたパン生地でやさしく包み込んだ一品で、手に取るとほのかに温かみを感じます。割ってみれば、中からとろりとした半熟玉子が顔を出し、パンの香ばしさと玉子の濃厚な旨みが絶妙に絡み合います。
ラジウム玉子のやさしい硫黄の香りと、ほんのり甘いパン生地のバランスが絶妙で、朝食や小腹が空いたときにぴったり。素朴ながらもインパクトのある見た目で、旅の記念に写真を撮る人も多い人気商品です。数量限定のため、売り切れてしまうこともあるので、早めの時間に訪れるのがおすすめ。食べ歩きにも、お土産にも喜ばれる飯坂温泉ならではの味わいです。
「ラジウム玉子パン」の他にも総菜パンが多く、美味しいです!
餃子 照井|元祖円盤餃子をみんなでシェア

福島市のB級グルメと言えば円盤餃子が有名です。人気店「餃子 照井」では、その元祖とも言われる円盤餃子を味わえます。一皿に並べられた20〜30個ほどの焼き餃子はフライパンで円盤状にパリッと焼き上げられており、その見た目から円盤餃子と呼ばれます。
一口サイズの餃子はニンニク控えめのあっさり味で、ぱりぱりの羽根部分の香ばしさとジューシーな餡が絶妙なハーモニー。ビールのお供にも最高です。みんなで囲んでシェアすれば会話も弾むこと間違いなし!飯坂温泉の中心街から少し足を延ばせば本店があり、行列ができる人気ぶり。温泉で癒やされた後は、地元名物グルメの円盤餃子でお腹も大満足間違いなしです。
温泉を楽しんで夜ご飯にぴったりです!
十綱食堂|懐かしさを感じるかつ丼

飯坂温泉の「十綱食堂」は、昭和26年(1951年)創業の老舗食堂で、地元の人々に長年愛され続けています。飯坂温泉駅から徒歩1分という好立地にあり、観光や温泉巡りの合間に立ち寄るのに最適なお店です。
人気のかつ丼は、注文を受けてからパン粉を付けて揚げるスタイルで、揚げたてのカツを甘めのタレと玉ねぎで煮込み、卵でとじた一品です。その味わいは、どこか懐かしさを感じさせる家庭的な美味しさで、地元の人々からも高い評価を受けています。
また、ソースかつ丼は、サクサクのカツに甘辛いソースがたっぷりとかかっており、シャキシャキのキャベツとともにいただくスタイル。こちらも根強いファンが多く、どちらを選ぶか迷ってしまうほどです。
価格も手頃で、どのメニューも1,000円以下で楽しめるのも魅力の一つ。テイクアウトにも対応しており、電話での注文も可能です。飯坂温泉を訪れた際には、ぜひ「十綱食堂」で昔ながらの味わい深い丼を堪能してみてはいかがでしょうか。
どこか懐かしいカツ丼は、長年愛される人気メニューです!
川又食肉店|サクサクコロッケを頬張ろう

飯坂温泉の老舗精肉店「川又食肉店」は、昭和初期から地元で親しまれているお店です。特に人気なのが、注文を受けてから揚げるアツアツのコロッケやメンチカツ。サクサクの衣とホクホクのじゃがいもが絶妙にマッチし、カレー風味のしっかりとした味付けで、ソースをかけずにそのまま楽しめます。温泉街の食べ歩きにぴったりの一品です。
また、唐揚げもジューシーで人気があります。お店は飯坂温泉駅から徒歩約5分、共同浴場「鯖湖湯」の近くに位置しており、観光の合間に立ち寄るのにも便利です。定休日は火曜日と水曜日で、営業時間は10:00~13:00、15:00~18:00です。飯坂温泉を訪れた際には、ぜひ「川又食肉店」の揚げたてコロッケを味わってみてください。
揚げたてのコロッケで体が温まります!
飯坂温泉で買いたい!お土産グルメ&名物紹介
最後はお土産編です。旅の締めくくりに買って帰りたい飯坂温泉の名物グルメや特産品をご紹介します。自宅でも楽しめる味や、大切な人へのお土産に喜ばれる一品まで、バラエティ豊かにピックアップしました。飯坂温泉 お土産選びにぜひお役立てください。
阿部留商店|定番土産をまとめてゲット

福島県・飯坂温泉の名物といえば、創業明治11年の老舗「阿部留商店」が手がける「ラヂウム玉子」です。
この「ラヂウム玉子」は、約70度前後の天然源泉かけ流しの湯船に小一時間ほど浸して作られる温泉玉子で、黄身は固めの半熟、白身はとろっとした食感が特徴です。濃厚な味わいとまろやかな口当たりが楽しめます。パッケージは赤・青・黄色のレトロなデザインで、長年親しまれてきました。
店内では、ラヂウム玉子のほか、燻製玉子や専用のかつお風味のタレも販売されています。また、ラヂウム玉子をモチーフにしたTシャツやエコバッグなどのオリジナルグッズも人気です。 飯坂温泉を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
ラヂウム玉子がモチーフのマスキングテープがかわいいです!
紅屋本店|素朴な甘さに癒やされる巻きせんべい

明治時代から続く老舗・紅屋本店では、飯坂温泉の昔ながらの味を今に伝える「巻きせんべい」が名物です。有平糖(ありへいとう)をベースにした素朴な甘さと、香ばしく焼き上げられた生地が特徴で、パリッと軽快な食感が楽しめます。生地をくるりと巻き上げる独自の製法で、手作業ならではの温かみも感じられる一品です。
一口かじれば、ほのかに広がるやさしい甘みと香ばしさが、心をほっと癒してくれます。どこか懐かしさを感じる味わいは、世代を問わず親しまれており、地元の人々にも長年愛され続けています。賞味期限も長めなので、お土産にも最適。飯坂温泉を訪れたら、温泉街の散策がてら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
季節に合わせた上生菓子も販売しています!
一味庵|香ばしさが広がる伝統の「けしまんぢう」

飯坂温泉の老舗和菓子店「一味庵」は、大正12年創業、約100年近い歴史を持つ名店です。
看板商品「けしまんぢう」は、しっとりとした生地に、北海道十勝産の小豆を使った自家製あんこを包み、表面にたっぷりとケシの実をまぶして焼き上げたもの。ひと口頬張れば、ほのかな甘みと香ばしいケシの香りが広がり、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる素朴な美味しさです。
もともと地元の湯治客に親しまれてきたお菓子で、しっとりとした食感とあんこの優しい甘さが、ほっと心を癒やしてくれます。全国菓子大博覧会で審査総長賞を受賞した経歴も持つ逸品で、地元民はもちろん観光客にもファンが多い一品。小ぶりなサイズなので、食べ歩きにもぴったりです。
お土産用に箱詰めもされているので、大切な人への手土産にも喜ばれること間違いなし。飯坂温泉を訪れたら、ぜひ立ち寄りたい一軒です。
饅頭や羊羹、季節のフルーツを使ったお菓子など種類が豊富です!
飯坂温泉食べ歩きスポットまとめ
飯坂温泉で食べ歩きにおすすめのグルメスポット15選を、甘味・スイーツ、軽食、お土産のカテゴリ別にご紹介しました。温泉情緒あふれる街並みを散策しながら、美味しい地元グルメを味わえば心もお腹も大満足間違いなしです。ぜひ飯坂温泉を訪れた際は、ここで紹介したグルメを参考に食べ歩きを満喫してみてくださいね。きっと旅の思い出が一層彩り豊かなものになりますよ。
