全国

自律神経が整う温泉12選|全国の癒し宿を厳選紹介!

忙しさやストレスで乱れがちな自律神経。自然の中でゆったりと過ごせる温泉は、自律神経を整えるのに効果的とされています。ぬるめの湯や交互浴、深呼吸したくなるような環境は、副交感神経を優位にし、心身の緊張を解いてくれます。この記事では、東北から九州まで全国の自律神経が整うおすすめ温泉を12カ所紹介します。

そもそも自律神経とは?

自律神経とは、私たちの体の中で自動的に働く神経系の一部で、心拍数や呼吸、消化などの生理的な機能を調整しています。この神経系は、主に交感神経と副交感神経の2つの部分から成り立っています。交感神経は「戦うか逃げるか」の反応を促し、ストレスや緊張を感じると活発になります。一方、副交感神経はリラックスや休息を促進し、心身を落ち着かせる役割を担っています。

日常生活の中で、ストレスや忙しさから交感神経が優位になると、自律神経のバランスが崩れ、心身にさまざまな不調を引き起こすことがあります。例えば、睡眠障害や消化不良、慢性的な疲労感などがその例です。自律神経を整えることは、心身の健康を保つために非常に重要です。

温泉は、自然の中でリラックスできる環境を提供し、ぬるめの湯や静かな空間が副交感神経を優位にする手助けをします。これにより、心身の緊張が解け、自律神経のバランスが整いやすくなるのです。次のセクションでは、温泉がどのように自律神経を整えるのか、その理由について詳しく見ていきましょう。

温泉で自律神経が整う理由

温泉が自律神経を整える理由は、主にその温度や成分、そして自然環境にあります。まず、温泉のぬるめの湯は、体温に近い温度であるため、リラックス効果が高く、副交感神経を優位にします。これにより、心身の緊張がほぐれ、ストレスが軽減されるのです。

さらに、温泉の成分には、ミネラルや温泉特有の成分が含まれており、これらが血行を促進し、体内の老廃物を排出する手助けをします。血行が良くなることで、体全体が温まり、リラックスした状態を維持しやすくなります。

また、温泉地は自然に囲まれていることが多く、静かな環境で過ごすことができるため、心の安定にも寄与します。自然の音や景色は、ストレスを和らげ、心を落ち着ける効果があります。これらの要素が組み合わさることで、温泉は自律神経を整える理想的な場所となるのです。

北海道・東北で自律神経が整う温泉

北海道と東北には、自然の美しさと温泉の癒しが融合した素晴らしい宿が点在しています。これらの温泉地は、心身のリフレッシュに最適で、自律神経を整えるための理想的な環境を提供しています。雄大な自然に囲まれた温泉は、静けさと安らぎをもたらし、ぬるめの湯や交互浴を楽しむことで、副交感神経を優位にし、ストレスを解消する手助けをしてくれます。次に、特におすすめの温泉をいくつかご紹介します。

凌雲閣(北海道)|標高1,280m、雲上の湯で心身をリセット

<出典:凌雲閣公式HP

北海道・上富良野町にある「湯元 凌雲閣」は、標高1,280mに位置する北海道最高所の温泉宿です。大雪山連峰や雲海、紅葉など四季折々の絶景を望む露天風呂は、まるで雲の上に浮かんでいるかのような開放感があり、心身の緊張をほぐしてくれます。

温泉は2本の自家源泉を使用し、鉄分を多く含む酸性泉と、温まり効果に優れた硫酸塩泉の2種類あり、茶褐色の湯にじっくり浸かれば、身体の芯から温まり、自律神経のバランス調整にも効果が期待できます。全13〜14室と静かな雰囲気の宿は、日常の喧騒から離れて過ごすのに最適で、登山客にも人気です。日帰り入浴も可能なので、旅の途中での立ち寄り湯としてもおすすめです。豊かな自然と静けさに包まれたこの地で、心と身体をゆったりと整えてみませんか。

川武陽菜

タオルも茶色くなってしまうほどの濃さに驚きました!

湯岐温泉 山形屋(福島県)|足元湧出のぬる湯でじんわり整う

<出典:湯岐温泉 山形屋公式HP

福島県・東白川郡塙町にある「湯岐温泉 山形屋旅館」は、湯治の伝統を今に残す小さな一軒宿です。都会の喧騒を離れ、ゆったりと心身を整えたい方にぴったりな宿です。

一番の特徴は、足元から自噴する岩風呂。花崗岩の割れ目から湧き出す源泉をそのまま湯船にしており、アルカリ性単純泉(約pH9.6)、泉温は約39℃とぬるめです。混浴の温泉ですが、女性専用時間も設定されており湯浴み着のレンタルも可能。長時間ゆっくりと浸かることで交感神経を鎮め、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

また、宿内には貸切の家族風呂もあり、こちらも同じ源泉を使用しています。貸切なので周囲を気にせず、心身をじっくり癒せます。温泉は源泉かけ流し・加温や加水、循環もなしの純温泉とされており、天然そのままの湯を楽しめる点も大きな魅力です。

このように、山形屋旅館は伝統的な湯治場の雰囲気と、ぬるめの鮮度抜群な源泉風呂で、心と身体をゆったりと整えたい方におすすめできる宿です。

川武陽菜

やわらかい湯当たりはヌルヌル、トロトロで心地よい温度でした!

関東で自律神経が整う温泉

関東地方には、自律神経を整えるのにぴったりな温泉が点在しています。自然豊かな環境の中で、心身をリフレッシュできる場所が多く、特にぬるめの湯や静かな空間が心地よい時間を提供してくれます。忙しい日常から離れ、温泉に浸かることで副交感神経が優位になり、ストレスを軽減する効果が期待できます。次に、関東でおすすめの温泉をいくつかご紹介します。

万座ホテルジュラク(群馬県)|雪見硫黄湯で深く整うひととき

<出典:万座ホテルジュラク公式HP

群馬県吾妻郡嬬恋村にある「万座ホテル聚楽」は、標高約1,800mに位置する高原リゾートです。露天風呂「雲海の湯」からは、真冬に白煙を吹き上げる名勝「空吹(からぶき)」や雄大な山々を遮るものなく一望でき、まるで雲海の中に身をゆだねているような至福のひとときを味わえます。

この宿の温泉は、日本でもトップクラスの硫黄含有量を誇る 単純硫黄泉(硫化水素型) で、乳白色のにごり湯が特徴。泉温は約40℃、pH約3.1とやや酸性ですが、源泉かけ流しで加水・加温・循環なしの純天然湯を提供しています。硫化水素成分の吸入により血管が拡張し、血行促進・疲労回復・冷え性改善・神経痛・高血圧・糖尿病予防など、幅広い効能が期待され、自律神経を整える上でも理想的です。

また、ホテル聚楽は オールインクルーシブスタイルを採用しており、滞在中はラウンジでのフリードリンクや湯上がりビール、夜食サービス、マッサージチェアなどが無料で楽しめます。食事は嬬恋高原野菜や地元食材を使った和洋中の自然派バイキングで、地産のぎんひかりや上州もち豚なども味わえ、心も身体も満たされる滞在です。静かな高原に包まれた乳白色の湯で、日常の疲れを忘れ、自律神経をしっかり整えてくれる癒しのリゾート宿です。

川武陽菜

温泉とオールインクルーシブで心も体も癒されました

板室温泉 勝風館(栃木県)|湯治のぬる湯でじっくり神経を緩める

<出典:板室温泉 勝風館公式HP

栃木県那須塩原市・板室温泉にある「勝風館」は、山間にひっそり佇む“湯治の宿”として知られ、全15室の小規模で家庭的な温かなもてなしが魅力です。那須連山の自然に包まれ、静けさの中で深呼吸しながら過ごせる環境は、自律神経のバランスを整えたい方にぴったりです。

ここの温泉は、pH9.6~9.7の強アルカリ性・カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉で、天然源泉100%かけ流し。ぬるめの湯温で長時間ゆったりと浸かることで、交感神経の緊張がゆるみ、副交感神経が優位に働きやすくなります。肌に滑らかな感触を残しながら、毛穴の油汚れを乳化除去し、美肌や疲労回復、関節・神経痛の緩和などにも効果が期待できる“下野の薬湯”です。

また、宿の食事は家族調理の手作りおこわや炊き込みご飯が日替わりで提供され、身体を温める栄養バランスにも配慮されています。夕・朝とも部屋出しの対応で、周囲を気にせずゆったりいただける点も心地よい時間として支持されています。睡眠に配慮した約20種の枕から選べる快眠サービスもあり、温泉入浴後に深い眠りを促す環境が整っています。

川武陽菜

お湯は38℃くらいのぬる湯で長くゆっくりと楽しみました

甲信越・東海で自律神経が整う温泉

甲信越・東海地方には、自律神経を整えるための温泉が数多く点在しています。自然豊かな環境に囲まれたこれらの温泉地では、心身をリフレッシュさせるための理想的な条件が整っています。ぬるめの湯や静かな空間は、副交感神経を優位にし、ストレスを和らげる効果があります。次に、特におすすめの温泉をいくつかご紹介します。

浅草山荘(新潟県)|秘境のぬる湯と自然に心を整える

新潟県魚沼市・大白川地区にある「浅草山荘」は、浅草岳の麓に佇む自然豊かな山麓の宿。登山や自然体験の拠点として人気で、周囲はブナ原生林に囲まれ静寂。露天はありませんが、ぬるめの鉄分豊富なナトリウム‑塩化物・硫酸塩泉にゆっくり浸かることで、交感神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にしてくれる癒しの湯です。

浴槽には源泉かけ流しの「源泉風呂」と循環浴があり、源泉は41.4℃ほどを引湯のためぬるく感じられ、じっくり浸かるのにぴったりの温度です。一部循環ながらも、赤錆色の湯が舞う源泉浴槽では肌あたりがしっとりとしており、神経痛や筋肉痛、疲労回復など多彩な効能が期待でき、自律神経の調整にも適しています。

また、宿では地元・魚沼の旬の食材を使った温かな山ごはんが味わえ、春の山菜、秋のきのこなど季節感あふれる料理で旅の疲れを癒してくれます。宿泊者専用の休憩スペースや無料駐車場、日帰り入浴対応もあり、気軽に立ち寄れるのも魅力。自然と湯と食を通じて、心身をじっくり整えたい方におすすめの温泉宿です

川武陽菜

お湯の湯船と、源泉を引いた低温に交互に入りととのいました!

自在館(新潟県)|38℃のぬる湯連泊で整う湯治ステイ

<出典:自在館公式HP

新潟県魚沼市の山あいに佇む「自在館」は、開湯から約1,200年の歴史を誇る栃尾又温泉に位置する伝統の湯治宿です。標高の高い渓谷沿いに建ち、周囲の清流や緑に包まれた静かな環境は、日常の喧騒から離れ、心身をゆっくり休めたい方にぴったり。館内は和室を中心にすっきりとした造りで、滞在中は自然と向き合い、リラックスできる滞在が可能です。

自在館の温泉は全国有数の天然ラジウム泉(単純放射能泉)で、源泉温度は約35〜36℃とぬるめです。加温や循環なしの源泉かけ流しで提供されており、ぬる湯に30分以上ゆっくりと浸かることで、副交感神経が優位になり、身体の緊張がほぐれる「長湯湯治」を体験できます。ラドンを含んだ湯は、免疫機能の活性化や新陳代謝促進、セルフリペア効果に加え、自律神経不安定症やストレス緩和にも効果的とされています。

さらに、食事は地元魚沼産コシヒカリや旬の山菜・魚介を活かした「一汁四菜」の湯治食で、連泊しても飽きのこない工夫がされています。また、湯治初心者向けに1泊や2泊の短期プチ湯治プランも整えられ、現代の生活リズムに合わせながら、自律神経のリセットと自然治癒力の回復を促す理想的な滞在が叶います。

川武陽菜

お風呂もぬるいので長時間じっくり入浴することが出来ました!

沓掛温泉 小倉乃湯(長野県)|“寝落ち湯”で副交感神経を刺激

<出典:うえだ地域観光ポータルサイト

長野県小県郡青木村にある沓掛温泉・共同浴場「小倉乃湯(おぐらのゆ)」**は、平安時代に国司の滋野親王が眼病を癒したと伝わる古湯で、静かな農村風景の中に佇む“秘湯の湯”です。背後の山が京都・小倉山に似ていることから命名され、地元と温泉ファンに愛され続けています。

泉質はアルカリ性単純温泉(約35℃)とアルカリ性硫黄泉(約39.4℃)の2本の源泉を持ち、100%源泉かけ流し。大きな浴槽のぬる湯(約35℃)は身体と自然に馴染むような心地よさで、湯の華が舞う透明な湯質が特徴です。ぬる湯に長時間浸かることで交感神経の緊張がほぐれ、副交感神経が優位になりやすく、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。一方、やや熱めの源泉は締め湯として最適です。

日帰り専用施設でありながら、入浴料は非常にリーズナブルで、地元利用者中心のアットホームな雰囲気で、長時間浸かる常連さんも多く見られます。シャワーは温泉水ですがシャンプーや石鹸類は持参推奨。温泉そのものをじっくり味わいたい方、自律神経を優しく調整したい方にぴったりの一湯です。

川武陽菜

熱めの湯と温めの湯を交互に入って、まったりするとこができました!

日の出温泉(山梨県)|朝日とぬる湯で深く整う目覚めの湯

<出典:ふえふき観光ナビ

山梨県笛吹市・春日居町に佇む「旅館 日の出温泉」は、明治42年創業の一軒宿で、自家源泉が庭から自噴するぬる湯が最大の魅力です 湯温は約36℃前後で、まさに人肌に近い優しい温度。滑らかで柔らかく、身体に溶け込むような感覚が特徴です。長時間じっくり浸かってものぼせにくく、副交感神経が優位になりやすいため、自律神経のバランスを整えるのに最適な湯です。

泉質は単純温泉で弱アルカリ性、さらに別源泉として石和温泉のやや熱めの硫黄泉も同時にかけ流しで楽しめます この「ぬる湯」と「熱湯」の交互浴は、血行促進や疲労回復をサポートし、自律神経の調整にも非常に効果的とされています。

日帰り入浴も可能で、大人約500円と非常にリーズナブル営業時間は15時から21時(土曜休業)で、地元常連客が多く訪れるアットホームな雰囲気。やや古風ながら清潔感ある和風の浴場と、手作り感のある食事も好評です。温泉だけでなく、ゆったりとした滞在そのものが心身の癒しとなり、日常の喧騒から離れて自律神経をゆっくり整えたい方に特におすすめです

川武陽菜

帰ってきて1週間ほど体調も気分もすごく良かったです!

関西で自律神経が整う温泉

関西地方には、自律神経を整えるのにぴったりな温泉が数多く存在します。自然豊かな環境の中で、心身をリフレッシュできる場所が揃っています。特に、有馬温泉の銀水荘 兆楽では、金泉と銀泉の二種類の湯を楽しむことができ、森林浴と相まって心地よいリラックス効果を得られます。また、花山温泉の薬師の湯では、炭酸泉とぬる湯の相乗効果が自律神経を整えるのに最適です。これらの温泉で、日々の疲れを癒し、心身のバランスを取り戻しましょう。

有馬温泉 銀水荘 兆楽(兵庫県)|金泉・銀泉&森林浴で整う贅沢湯

<出典:有馬温泉 銀水荘 兆楽公式HP

兵庫県・神戸市北区の有馬温泉に佇む「銀水荘 別館 兆楽」は、金泉と銀泉、二つの源泉を堪能できる贅沢な湯宿です。 有馬の山林に囲まれた高台に位置し、露天や大浴場からは森林と六甲の景色が楽しめます。自家泉源から湧く金泉はリチウムやマイナスイオンを豊富に含み心身を鎮静する“癒しの湯”、銀泉(ラジウム泉)は疲労回復・血行促進・神経痛緩和などに優れ、自律神経のバランスを整える効果が期待されます。

湯温は比較的穏やかで、副交感神経を優位にしやすいぬる浴も充実。 大浴場・露天風呂ともに金泉・銀泉の両方を源泉かけ流しで提供し、朝夕で男女入れ替え制。立ち湯やジェット浴、ジャグジーでラドン吸入を促す仕組みもあり、緊張を和らげ、深いリラックスへ導いてくれます。

食事は地元食材を活かした丁寧な懐石が客室で提供されるため、周囲を気にせずゆったりと。 部屋食の静かな環境と上質な接客は、心にも安らぎを与えます。また、露天風呂付き離れ「紫貴」では24時間好きなときに金銀の湯に浸かれるため、自分のペースで心身を整えたい方に最適です。

川武陽菜

お風呂だけでなく、懐石料理も美味しく満喫しました!

花山温泉 薬師の湯(和歌山県)|炭酸泉とぬる湯の相乗効果で整う

<出典:花山温泉 薬師の湯公式HP

和歌山市鳴神にある「花山温泉 薬師の湯」は、関西でも希少な自噴天然炭酸泉です。地下500mから炭酸ガスの圧力だけで湧き出す源泉は、その湯船を埋め尽くす結晶の層が示すように、とても高濃度。加水・加温・塩素処理なしの純温泉であり、湧きたてそのままの泉質を味わえます

入浴形態は、源泉風呂(約26℃)、中温浴(約38~41.5℃)、露天風呂、水風呂(約18℃)など数種類があり、温冷交互浴を推奨しています。冷たい源泉浴槽と温かい浴槽を交互に入ることで、血流が5~7倍に増し、副交感神経優位へと整えられる効果が期待でき、心身の緊張がゆるみやすくなります。また、サウナとの併用や水風呂利用も自律神経の調整に役立ち、温泉後の免疫力や美肌効果が感じられるとされています。

効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復・高血圧・自律神経不安定症・うつ状態・皮膚乾燥症など20種以上に及びます。自然の力が詰まった高濃度炭酸泉で、心と体をじっくりと整えたい方にぜひおすすめの温泉です。

川武陽菜

熱い湯とぬる湯の交互浴は気持ち良かったです!

九州で自律神経が整う温泉

九州には、自律神経を整えるための魅力的な温泉が点在しています。大分県の長湯温泉は、炭酸泉のぬる湯が特徴で、全身をリセットする効果が期待できます。また、同じく大分県にある寒の地獄旅館では、12℃の極冷冷泉が交感神経と副交感神経のバランスを整えるのに役立ちます。自然豊かな環境の中で、心身ともにリフレッシュできる温泉をぜひ訪れてみてください。

長湯温泉 大丸旅館(大分県)|炭酸泉のぬる湯で全身リセット

<出典:竹田市観光ツーリズム協会HP

大分県竹田市直入町・長湯温泉に佇む「大丸旅館」は、1917年創業の歴史を誇る老舗温泉宿です。 川沿いの静かな立地にある館内はレトロながら清潔感があり、与謝野晶子や川端康成といった文学者にも愛された趣深い佇まいが魅力です。

最大の特長は、高濃度の炭酸泉を楽しめる“ぬる湯”の源泉かけ流し。 ラムネ温泉と呼ばれるぬるめの炭酸泉(約32℃、pH6.5)は、全身にシュワシュワと泡がつく希少な泉質で、血行促進やストレス軽減に効果的。さらに

約41℃の高温湯との交互浴は、自律神経を整え、疲労回復にも優れた効能があります。副交感神経の賦活や睡眠の質向上、自律神経不安定症への改善効果も期待できるとされています。

宿泊者は外湯「ラムネ温泉館」を無料で利用できるほか、館内貸切風呂も充実。 客室は全15室とこぢんまりしながら、川のせせらぎと歴史ある雰囲気に包まれ、心も体もゆったりと癒されます。料理は地元の豊後牛や山女魚、魚沼米とは異なる地元食材を活かした丁寧な和食膳で、静かな滞在と共に心身のリフレッシュも図れます

川武陽菜

夜はホタルを見ながら散歩しました!

寒の地獄旅館(大分県)|12℃の極冷冷泉で交感 ⇄ 副交感を整える

<出典:寒の地獄旅館公式HP

大分県玖珠郡九重町・寒の地獄温泉に佇む一軒宿「山の宿 寒の地獄旅館」は、江戸末期・嘉永2年に開湯し、昭和初期に創業した歴史ある秘湯です。 毎分約2,160リットルの自然湧出冷泉(源泉は約13~14℃)が切石風呂や檜風呂へ注がれ、加温されたぬる湯と併設されています。

ここ最大の魅力は、天然の冷泉浴と温泉浴、そしてサウナのコンビネーションです。 冷泉への短時間の入浴後、薪火で温めた暖の地獄で体を温め、これを繰り返す入浴法は、血流を促進し副交感神経を優位に整える効果が期待でき、自律神経のバランス調整に理想的です。さらに、金気の香る単純硫黄泉は神経痛・リウマチ・皮膚炎などにも効能があるとされています。

豊後牛や山里の山菜・川魚を使った囲炉裏会席は、地酒と共に味わうことで心もからだも満たされる体験です。周囲は九重連山や季節の自然に包まれ、静寂の中で心身をじっくりほどきたい方、自律神経を整える癒しの時間を求める方にぴったりの宿です。

川武陽菜

初めての冷泉でしたがサウナと一緒にリラックスできました!

自律神経を整える温泉まとめ

自律神経を整えるための温泉は、全国各地に点在しています。これまで紹介してきた温泉は、自然の中でリラックスできる環境や、ぬるめの湯、交互浴などが特徴です。これらの温泉は、心身の緊張を解きほぐし、副交感神経を優位にすることで、自律神経のバランスを整える手助けをしてくれます。

温泉に浸かることで得られるリラックス効果は、ストレスの軽減や睡眠の質向上にもつながります。また、温泉地の美しい自然や静かな環境は、心を落ち着けるための絶好の場所です。自律神経の乱れを感じている方は、ぜひこれらの温泉を訪れて、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。自分に合った温泉を見つけて、癒しのひとときを楽しんでください。

ABOUT ME
川武 陽菜
Hinotoriの川武です。マレーシア留学後、Hinotoriにジョインしました。地方の隠れた魅力や想いを、まごころ込めてお伝えします。