モデルコース

車なしで楽しめる!金沢・観光モデルコース 2泊3日厳選スポット16選!

金沢は、歴史的な建物や美しい庭園、独自の文化が息づく魅力的な街です。2泊3日で金沢を訪れるなら、公共交通機関を利用して効率よく観光するのがポイント。今回は、金沢の名所や美味しいグルメ、伝統的な町並みを楽しめるモデルコースを提案します。車がなくても安心して回れる観光スポットを厳選しましたので、ぜひ参考にして素敵な金沢の旅をお楽しみください。

 【1日目】定番の市内観光スポットと文化体験!

近江町市場

近江町市場は、金沢市の中心部に位置する賑やかな市場で、地元の新鮮な海産物や野菜、特産品が豊富に揃っています。創業は約280年前とされ、今では「金沢の台所」として親しまれています。市場内には、色とりどりの食材が並び、活気ある雰囲気が漂っています。

ここでは、旬の魚介類を使った海鮮丼寿司、金沢の名物料理を楽しむことができます。特に、朝早く訪れると、新鮮な魚が水揚げされる様子を見ることができ、観光客にとっても貴重な体験です。また、飲食店やお土産屋も多く、地元の特産品や工芸品を手に入れることができます。

近江町市場は、観光スポットとしても人気があり、金沢の食文化を体感するには最適な場所です。市場内の飲食店は、気軽に入れる雰囲気なので、観光の合間に立ち寄るのもおすすめ。新鮮な味覚を堪能しながら、金沢の魅力を存分に味わってください。

アクセス: 金沢駅からバスで約10分

金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は、現代アートを中心とした美術館で、2004年に開館しました。建築家の西沢立衛が手がけた円形のデザインが特徴的で、外観は透明感あふれるガラス張りになっています。美術館は、自然光を取り入れた開放的な空間が広がり、訪れる人々に独特の感覚を提供します。

館内では、国内外のアーティストによる多様な現代アートの展示が行われており、特にインスタレーションやビデオアートが充実しています。また、常設展示のほかに、企画展も頻繁に開催され、訪れるたびに新しい発見があります。

美術館の周辺には、アートを楽しむためのカフェやショップもあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。さらに、敷地内には屋外アート作品も点在しており、散策しながらアートを楽しむことができます。

金沢21世紀美術館は、アートに触れるだけでなく、金沢の文化的な側面を深く理解できる場所です。現代アートの魅力を体感できる貴重なスポットとして、訪問者に愛されています。

アクセス: 近江町市場から徒歩約15分

兼六園

兼六園は、日本三名園の一つで、約13ヘクタールの広大な敷地を誇ります。江戸時代初期に築庭され、その後も手入れが行き届き、四季折々の美しい景観が楽しめます。特に、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色が素晴らしく、訪れる人々を魅了しています。

兼六園の名は、「六つの大きな美」を意味し、「広さ」「孤独」「人工」「歴史」「景観」「水」といった要素が調和しています。園内には、重要文化財に指定された茶屋や噴水、池、橋などが点在し、散策するだけで歴史と自然の美しさを感じることができます

特に有名なスポットには、霞ヶ池とその周囲に広がる風景、そして「根上がり松」と呼ばれる松の木があります。これは、根が上に伸びるユニークな姿が特徴です。また、園内のカフェでのんびりと過ごすこともおすすめです。

兼六園は、金沢の文化と自然を体感できる場所として、観光客だけでなく地元の人々にも愛されている、訪れる価値のある美しい庭園です。

アクセス: 金沢21世紀美術館から徒歩約10分

金沢城

金沢城は、歴史的な城で、江戸時代に加賀藩の拠点として築かれました。1546年に初めて建造され、その後、何度も改修されながら、現在に至ります。城は大きな石垣や美しい櫓(やぐら)が特徴で、日本の城郭建築の代表例として知られています。

特に注目されるのは、復元された「石川門」「五十間長屋」です。これらの建物は、当時の城の雰囲気を感じさせ、観光客にとって魅力的なスポットです。また、城内の庭園は四季折々の景観を楽しむことができ、特に春の桜や秋の紅葉が美しいと評判です。

金沢城は、兼六園と隣接しているため、両方を一緒に訪れることができ、観光の際の効率も良いです。城内では、展示やイベントが行われることもあり、金沢の歴史や文化を学ぶ貴重な機会となります。

金沢城は、歴史愛好者や家族連れにとっても魅力的な観光地であり、金沢の文化的な象徴として多くの人々に親しまれています。訪れることで、歴史の深さと美しさを体感できる場所です。

アクセス: 兼六園から徒歩約5分

ひがし茶屋街

ひがし茶屋街は、歴史的な茶屋街で、江戸時代から続く伝統的な雰囲気を感じられるエリアです。美しい木造の町家が立ち並び、当時の風情を残しています。茶屋街は、主に芸妓(げいぎ)をもてなす場所として栄え、今でも多くの茶屋が営業しています。

この地域の特徴的な建築様式は、伝統的な「格子戸」「瓦屋根」で、訪れる人々を惹きつけます。また、土産物屋やカフェも多く、地元の工芸品やスイーツを楽しむことができます。特に、金沢名物の和菓子や抹茶を提供するお店が多く、散策しながら甘味を味わうのもおすすめです。

ひがし茶屋街では、週末や祝日にはさまざまなイベントも開催され、観光客や地元の人々で賑わいます。また、夕方には町家の灯りがともり、幻想的な雰囲気が漂います

訪れる際は、ぜひ茶屋に立ち寄り、芸妓の舞や伝統文化を体験してみてください。ひがし茶屋街は、金沢の魅力を存分に感じられるスポットとして、多くの人々に愛されています。

アクセス: 金沢城からバスで約10分

主計町茶屋街

主計町茶屋街(かずえちょうちゃやがい)は、美しい茶屋街で、江戸時代の風情を色濃く残しています。ひがし茶屋街と並ぶ茶屋街の一つで、静かな環境の中に伝統的な町家が立ち並び、訪れる人々を惹きつけます。主計町は、古くから芸妓(げいぎ)が活躍していたエリアで、今でも多くの茶屋が営業しています。

この地域の特徴的な建築様式は、黒い木造の外壁と格子戸、瓦屋根で、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。茶屋では、地元の日本酒や和菓子を楽しむことができ、心地よいひとときを過ごせます。特に、冬には雪景色の中でライトアップされた茶屋が幻想的な美しさを演出し、訪れる人々に感動を与えます。

主計町茶屋街は、観光客だけでなく地元の人々にも愛されており、週末や祝日にはさまざまなイベントや演奏会が開催されることもあります。金沢の歴史と文化を感じることができるこの場所は、散策するだけでも心が和む、魅力的なスポットです。

アクセス: ひがし茶屋街から徒歩約10〜15分

【2日目】歴史とグルメの旅!

長町武家屋敷跡

長町武家屋敷跡は、金沢市に残る歴史的なエリアで、江戸時代の武士の生活を垣間見ることができるスポットです。ここは、加賀藩の武士たちが住んでいた地区で、昔ながらの町並みが保存されています。街並みは、石畳の道や白壁の土蔵、木造の建物が美しく調和し、訪れる人々に当時の雰囲気を感じさせます。

このエリアでは、重要文化財に指定されている武家屋敷を見学することができ、内部の資料や展示を通じて、武士の生活や文化を学ぶことができます。特に、庭園の美しさや、家屋の造りには、加賀藩の伝統が色濃く反映されています。

長町武家屋敷跡は、観光客にとって散策にぴったりの場所で、周辺にはカフェや土産物店も点在しています。特に、季節ごとの風景が楽しめるので、四季折々の美しさを味わいながら歩くのもおすすめです。金沢の歴史を感じる貴重なスポットとして、多くの人に親しまれています。

アクセス: 金沢駅からバスで約15分

金沢フォーラス

金沢フォーラスは、金沢市の中心部に位置する大型ショッピングモールで、2012年にオープンしました。金沢駅から徒歩約5分の好立地にあり、アクセスも非常に便利です。ファッション、雑貨、飲食店など多彩な店舗が揃い、訪れる人々にとって楽しめる空間となっています。

館内は、約100のショップが展開されており、国内外のブランドや地元の人気店が並びます。特に、金沢の特産品や工芸品を扱う店舗も多く、旅行のお土産探しに最適です。また、カフェやレストランも充実しており、地元の食材を活かしたメニューやスイーツが楽しめます。

さらに、金沢フォーラスでは定期的にイベントや展覧会が開催されており、アートや文化に触れる機会も豊富です。屋上には展望スペースがあり、金沢市街を一望できる絶景が楽しめます

金沢フォーラスは、ショッピングだけでなく、食事や文化体験も楽しめる多目的な施設として、多くの観光客や地元の人々に愛されています。訪れることで、金沢の魅力をさらに深く味わうことができるでしょう。

アクセス: 金沢駅から徒歩約5分

香林坊エリア

香林坊エリアは、金沢市の中心部に位置する繁華街で、ショッピングや飲食、文化体験が楽しめる活気あるスポットです。金沢駅から徒歩圏内にあり、観光客や地元の人々にとってアクセスが便利なエリアです。

香林坊には、百貨店や専門店、オシャレなブティックが多数揃っており、ファッション、雑貨、コスメなど多様な商品を取り扱っています。特に、地元の工芸品や特産品を販売する店舗も多く、金沢ならではのお土産を見つけるのに最適です。

また、エリア内にはカフェやレストランが豊富にあり、地元の食材を使用した料理や、人気のスイーツを楽しむことができます。特に和菓子や抹茶を提供するお店が多く、食文化を感じることができます。

香林坊は文化的な側面もあり、周辺には美術館やギャラリーも点在しています。イベントや展示会が開催されることも多く、訪れるたびに新たな発見があります。

このエリアは、ショッピングやグルメを楽しむだけでなく、金沢の魅力を満喫できる場所として、多くの人々に親しまれています。散策しながら金沢の文化や風景を楽しむには最適なスポットです。

アクセス: 金沢フォーラスから徒歩約10分

尾山神社

尾山神社は、歴史ある神社で、加賀藩の初代藩主・前田利家を祀っています。1869年に創建され、利家の妻であるまつも合わせて祀られています。この神社の特徴は、明治時代に建てられた華やかな本殿で、四角い屋根の上に独特の形をした装飾が施されています。伝統的な神社のデザインに西洋の影響を受けた美しい建築は、一見の価値があります。

境内は静かで落ち着いた雰囲気が漂い、散策を楽しむことができます。特に春の桜や秋の紅葉の時期には、訪れる人々に美しい自然の景色を提供します。

また、毎年行われる祭りやイベントでは、地域の人々との交流も楽しめます。尾山神社は、金沢の歴史や文化を感じる場所として、観光客にも人気のスポットです。神社の周辺には、その他の観光地も多く、散策しながら金沢の魅力を堪能できます。

アクセス: 香林坊エリアから徒歩約10分

金沢港いきいき魚市

<引用:金沢市観光公式サイト「金沢旅物語」より>

金沢港いきいき魚市は、金沢港に位置する活気ある市場で、新鮮な海の幸を楽しむことができるスポットです。地元漁師たちが水揚げした新鮮な魚介類が直売され、観光客だけでなく地元の人々にも人気があります。市場は、季節ごとの旬の食材が豊富に揃い、海鮮丼や寿司を提供する飲食店も充実しています。

市場内では、目の前で捌かれたばかりの魚を味わえるため、特に海鮮丼は人気のメニューです。また、貝類や干物、地元の特産品も取り扱っており、手に入れたいお土産が見つかるでしょう。新鮮な素材を使用した料理を提供するレストランもあり、食事をしながら金沢の味覚を堪能できます。

さらに、金沢港いきいき魚市では、地元の漁業や水産業について学べるコーナーも設置されており、親子連れにもおすすめです。週末や祝日にはイベントや試食コーナーが開催されることもあり、訪れるたびに新しい発見があります。新鮮な魚介と地域の食文化を楽しむために、ぜひ立ち寄りたい場所です。

アクセス: 尾山神社からバスで約1時間

炭魚酒菜 わなか

「炭魚酒菜 わなか」は、人気の居酒屋で、新鮮な魚介を中心に、地元の食材を活かした料理を楽しむことができるお店です。アットホームな雰囲気で、カウンター席やテーブル席があり、友人や家族とくつろぎながら食事を楽しむことができます。

店名にある「炭」は、炭火焼きにこだわった料理を提供していることを示しており、特に新鮮な魚を炭火で焼いた料理は、香ばしさとジューシーさが際立っています。また、季節ごとの旬の素材を活かした刺身や煮物、揚げ物も充実しており、地元の日本酒とともに味わうのが楽しみです。

さらに、店内には地元のアートや装飾が施されており、金沢の文化を感じることができます。メニューは豊富で、どれを選ぶか迷ってしまうほど。食事の最後には、手作りのデザートもおすすめです。

「炭魚酒菜 わなか」は、金沢の美味しい魚と酒を堪能できる、居心地の良い居酒屋として、多くの人々に親しまれています。観光の合間に立ち寄るのにぴったりな場所です。

アクセス: 金沢港いきいき魚市からバスで約35分

【3日目】文化と周辺を楽しむ!

石川県立歴史博物館(石川赤レンガミュージアム)

石川県立歴史博物館(石川赤レンガミュージアム)は、地域の歴史と文化を紹介する重要な施設です。旧石川県庁舎として1891年に建設された赤レンガの建物は、明治時代の歴史的建築物としても注目されています。

博物館では、石川県の自然や人々の生活、伝統文化に関する多彩な展示が行われており、特に考古学や民俗学に関するコレクションが充実しています。常設展では、地域の歴史を時代ごとに辿ることができ、特別展も定期的に開催され、訪れるたびに新たな発見があります。

また、館内にはカフェやミュージアムショップも併設されており、訪れた後にリラックスする場所も用意されています。教育プログラムやワークショップも豊富で、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。石川県立歴史博物館は、地域の魅力を深く知ることができるスポットで、多くの人々に愛されています。

石川四高記念文化交流館

石川四高記念文化交流館は、かつての石川県立第四高等学校の校舎を利用した歴史的な建物です。1896年に建設され、国の登録有形文化財に指定されています。重厚な洋風建築と美しい庭園が魅力で、訪れる人々に時代を超えた趣を感じさせます

この交流館では、地域の文化や歴史に関する展示が行われており、石川四高の歴史や、当時の教育、文化活動について学ぶことができます。特に、近代教育の発展や地域の著名な卒業生に関する資料が豊富に揃っており、訪問者は金沢の歴史を深く理解することができます。

また、文化交流館では、講演会やワークショップ、展示会などのイベントも定期的に開催され、地域の人々や観光客が交流する場となっています。周囲には静かな公園が広がり、散策にもぴったりです。

石川四高記念文化交流館は、歴史と文化を学ぶだけでなく、地域とのつながりを深める貴重な場所として、多くの人に愛されています。金沢の魅力を感じるための訪問先としておすすめです。

アクセス: 石川県立歴史博物館から徒歩で約15分

金沢湯涌温泉

金沢湯涌温泉は、金沢市の郊外に位置する歴史ある温泉地で、自然に囲まれた静かな環境が魅力です。江戸時代から続くこの温泉は、湯涌温泉の名で親しまれ、多くの文人や画家が訪れたことでも知られています

温泉の特徴は、肌に優しいアルカリ性の温泉水で、神経痛や筋肉痛、冷え性などに効果があるとされています。宿泊施設は多様で、伝統的な旅館からモダンなホテルまで選択肢が豊富で、どの施設でも心地よいおもてなしを受けられます。

周辺には、美しい自然景観が広がっており、特に紅葉の季節には、訪れる人々を魅了します。また、近くには「湯涌夢二館」「湯涌温泉街」があり、アートや文化に触れることもできます。

金沢湯涌温泉は、都会の喧騒を忘れ、リラックスしたひとときを過ごすのに最適な場所です。自然の中で心身を癒しながら、金沢の文化や歴史を感じることができる、訪れる価値のある温泉地です。温泉旅行のひとつとして、ぜひ足を運んでみてください。

アクセス: 金沢駅からバスで約40〜50分

金沢に戻り、最後のショッピングや食事

金沢で最後に食べるのにおすすめなのが「金沢カレー」です。

金沢カレーは、石川県金沢市発祥のご当地カレーで、特徴的な濃厚なルーとトンカツ、キャベツ、パセリがトッピングされるスタイルが魅力です。カレーは濃い茶色をしており、甘味とスパイスのバランスが絶妙で、食べ応えがあります。一般的には、皿の右側にトンカツが乗り、ルーが左側にかけられるスタイルで提供されます。

金沢カレーは、地元の多くの飲食店で楽しめ、各店ごとに独自のアレンジがあります。また、金沢カレーには「ソースカツ丼」や「カレーうどん」との組み合わせもあり、地元の人々に親しまれています。観光の際には、ぜひ一度味わってみたい一品です。金沢の味覚を堪能できる、満足感のある料理です。

最後に、金沢の街並みを散策しながら、ゆったりとした時間を過ごすことで、旅の思い出を深めることができるでしょう。

文化と食の街、金沢での締めくくりは、心に残る特別な体験となることでしょう。

ABOUT ME
大﨑庸平
地域観光と地域旅館が好きで株式会社Hinotoriを起業しました。以前は株式日本ユニストにて熊野古道の宿「SEN.RETREAT」を立ちあげ集客していました。「地域のまごころが報われる世界を創る」をミッションに旅館と地域観光を盛り上げたいと思っています。以前は屋内型テーマパークSMALL WORLDSやアートアクアリウム美術館の立ち上げに参画してマーケティングをしたりとマーケティング畑が長いです。新卒ではPwCコンサルティングに所属しておりました。