2025.03.03

“香り”で感性を磨くWellbeingなホテル「KANSEI 京都八条」

HINOTORI

今回ご紹介するのは2025年3月にオープンした京都府京都市の「KANSEI 京都八条」です。
香りをテーマにした日本の美しい文化とWellbeingな滞在を楽しむことができる、斬新なホテルです。オープンしたばかりのKANSEI 京都八条さんの魅力をお聞きしました。

感性を磨く、斬新なホテルの誕生秘話

ー 2025年3月にオープンしたばかりですが、開業に至った経緯を教えてください。

スタートアップのホテル企業で、元々東京を拠点にしていたのですが、会社を立ち上げてから様々なオーナーさんと話をさせていただく中で、ご縁があって前職の繋がりで京都という土地かつ、運営にふさわしい方がいたので、こうして京都にオープンするという形になりました。

ー「KANSEI 京都八条」の名前の由来を教えてください。

KANSEIは感覚という感性をローマ字にしたもので、五感を刺激し、その人自身の感性を磨く体験をホテルや旅の中で提供することで、私たちのミッションであるウェルビーイング＝幸福度を上げることを大事にしています。旅に出ることが人の幸福を作ると思っていて、そのきっかけとなるような感性を磨く体験をホテルでできたらと思っています。

「香りを巡る五感の旅」を提供するきめ細やかなサービス

ーコンセプトについて詳しく教えてください。

KANSEIブランド1号店である「KANSEI 京都八条」は、五感を刺激する、感性を磨くホテルをベースに、香りという嗅覚にフォーカスした「香りを巡る和心の旅」というコンセプトになっています。

京都というエリアは観光の名所で多くの観光客が来られていますが、リピーターでもっとでディープなところを楽しみたい方に向けて、香りをテーマに、和心＝日本人の心や芯に触れる体験をができるホテルとしてオープンしました。

ーコンセプトに基づいてこだわっておられるサービスを詳しく教えてください。

１つ目はフレグランスバーです。お部屋はミニマルな空間ですが、香りを楽しんで頂くフレグランスバーをフロントに置いています。好きな香りを選び、お部屋に持っていき、楽しんでいただける仕掛けです。香りはKANSEIのコンセプトに合わせた自然由来のヒノキをベースにした香りをブレンドしたものや、京都の要素を加えた「KANSEI 京都八条」限定の香り、季節の香りを選んでいただくことができます。

２つ目は、フレグランスギャラリーです。香りにこだわっている職人さんが心を込めて作った商品をホテルの中に置いています。実際に手に取って体験していただいて、気に入ったものは購入できる仕組みになっています。

３つ目はラウンジです。日本酒やリキュール、地ビールと合わせた香りも提供しています。アロマの香りとお酒のペアリングを楽しんでいただけるコンテンツも用意しています。地域に貢献できるホテルにしたいと思い、地元の老舗の酒造さんと提携し、5種類のお酒を用意しています。京都の黄桜さんのクラフトビールも取り揃え、それぞれのお酒に合った香りも一緒に楽しむことができます。

ーエントランスにあった町を紹介したトラベルカードや和心マップが気になりました！

ホテルだけでなく京都という街を楽しんでほしいという思いがあります。王道の観光地巡りではなく、「和心を巡る旅」を提供できるように、あまり人が行かないようなニッチな観光地や、その土地でしか体験できない独自のものをご用意しました。実際にスタッフが街を歩いて、素敵なスポットを探しまして、全部で30個のコンテンツをカードで可視化しています。自分の感性に触れるような素敵なカードを手に取っていただき、感性の赴くままに旅をしていただくようなこともご用意しています。

スポットは全てご予約が必要というわけではなく、ふらっと行けるような場所がたくさんあります。一部予約が必要なところもあるのですが、今は直接お越しいただいても問題ありません。

誰もが安心して楽しめる宿

ーお部屋や建物の特徴を教えてください。

スタンダードのお部屋はダブルとツインのお部屋で、一部ユニバーサルタイプのお部屋も用意しています。

車椅子の客様でも安心してお泊まりいただけるよう、広い空間を取り、余裕のある設計にしています。また、建物の入り口にはスロープがあるので、キャリーケースをお持ちの方はもちろんお体の不自由な方でも安心してご利用いただけます。

忙しい日常を忘れ、自分の感性を磨く特別なひとときを

ー「KANSEI 京都八条」はどんな人が利用するイメージですか。

京都という土地柄と、京都駅から徒歩6分の場所にあるので、観光のお客様が主体になるかなと思っています。京都は海外のお客様が多く、特に中国や台湾などのアジア系のお客様をぜひお迎えできたらなと思っています。日本人の方も、ホテルの目の前にチームラボがオープンする予定で、近隣を訪れる方もこれから増えてくると思いますので、そのようなお客様にも利用していただけたらと思っています。

ー最後にどんな方に訪れてほしいですか？

日々生活をする中で、忙しい日々を送っている方々や働く世代の方々が、京都でほっと一息するような時間、自分自身の感性を磨く場所として、利用していただけると嬉しいです。