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懐かしさを感じる宿と自然の癒し。淡路島 「民宿たんざ」

HINOTORI

今回ご紹介するのは兵庫県淡路島の「民宿たんざ」です。日頃の疲れた心を癒すために最適な場所、淡路島でサウナや地域の魅力を再発見するためのツアーなど、訪れる人々に特別な体験と思い出を提供しています。

観光地として注目される淡路島で宿を始めた理由

ー まず最初に、この地域の魅力を教えてください。

神戸あたりまで約1時間、 大阪でも1時間半ぐらいあったら来れる距離なので、京阪神の人やったら比較的日帰りで遊びに来ても楽しんで帰れるぐらいの地域ですかね。

あとはパソナさんはじめ、淡路島のこの辺を開発しようという力が今すごく入っとるんで、人が来て楽しめる地域になっていってます。

ー そんな中で、宿を始めようと思った理由を教えてください。

僕が淡路島へ帰ってくるきっかけは、母親が1人で暮らせなくなったというところです。ちょうどそのタイミングで淡路島が日帰り観光のドライブ旅行として、観光ブランド化されている最中でした。

特に50代になってから新しく住む場所を変えて、地元とはいえもう何十年も離れてる場所で、 勤めに出るのは結構難しいことになりますんで、じゃあ自力で何かしよういうところから試行錯誤して考えて、宿を始めましたね。

ー この地域はご主人の出身地なんですね。

そうですね。僕はもっと海側の富島と言って、地震の震源地だった町の生まれ育ちで、ここは父親の生家、おじいちゃんとかおばあちゃんの住んでいる家やったんですね。

地震で富島の家が潰れて、父も母もこっちに上がってきて、今はここに住んでるという感じですね。

ー この地域の好きなところや、魅力的に感じるところを教えてください。

この辺の地域は、淡路島でも田舎なんです。大阪湾岸側の淡路島が、淡路島でも栄えてる方と言われています。

でも、こちらの地域の方が、漁師町であったり、夕焼けが綺麗であったり、信号も少なくて走りやすい道があったりとか、やっぱり島っていう感じがするのは強いと思います。西風が強い地域なので、冬は厳しいですけど、 島で暮らしてるっていう感じがしますね。

懐かしさを感じる宿泊体験と特別なツアーの魅力

ー 宿で1番喜ばれるところはどういうところですか。

まずお客さんには、 おじいちゃんの家とかおばあちゃんの家に帰ってきたみたいという風に言ってもらいます。

あとは、例えばサウナだったら、 皆さんやっぱり屋内型のスパ施設やったりとかサウナ施設やったりに入っている方は多いと思います。ただ、うちみたいに完全にアウトドアで、他からは隔絶されている場所で、なおかつ、植物も植えたもんじゃなくて、もう何十年も育ってるような、自然のままの環境で入れるサウナってなかなかないので、満喫していただけます。

昼間は鳥が鳴いてたり、夜になったらカエルが鳴いてたり、虫が鳴いてたり、星がすごい綺麗やったりとか、そういう環境はすごい喜んでもらえますね。

ー 淡路島ツアーにマイカーでお客様をお連れするところに、ご主人のこだわりを感じました。どのような経緯で始められたんですか。

淡路島って結構広いので、日帰りでちょっと来て見て帰っていったら、ほんのちょっとしか淡路島の魅力を見て回れないんですよね。

淡路島って滝がいっぱいあったり、岩倉があったり、海も綺麗やったりとか、色々と見て回れるスポットがいっぱいあるのに、日帰りやったらちょっとしかできひんから、泊まって遊んでいって欲しいという想いが元々ありました。泊まりに来てくれたお客さんには、本に載っているところじゃなくて、地元民だからこそ知っているスポットというのを紹介したかったことが大きいですね。

ー 実際淡路島を周ってみてすごく良い思い出になりました。ツアーは他のお客様にも喜ばれますか。

やっぱり喜んでいただけます。皆さんヴィンテージカーを見る機会も少ないけど、乗る機会はもっと少ないから、そんな車に自分が乗れるっていうのは喜んでもらえますね。

ヴィンテージカーって、乗ってたら、前から走ってくる車とか、外を歩いている人からの目線を感じるような、できそうでできない体験ができるのも楽しみのひとつやと思います。

サウナ作りへの情熱とこだわり

ー サウナ付きの宿泊施設を作るにあたってのこだわりを教えてください。

そうですね。最初に導入したのはバレルサウナで、できてるもんをイチから組み立ててもらいました。

やっぱり実際に使ってみると、まず気持ちがいいだとか、よく眠れるだとか、リラックスできるだとか、サウナの良い面というのがすごいたくさんありました。

サウナを勉強すればするほど興味が湧いたっていうのが大きいですね。そこで、The Saunaさんの写真に行き着いて、こんな人がおるとか、こんなもんができる、というのに興味が湧いて、自分も作ってみたいという想いが大きくなっていってる感じですね。

多様なゲスト層に愛される場所

ー この宿泊施設をご利用する方はどういう方が多いですか。

そうですね。特に傾向があるという感じではなく、いろんな人が来てくれています。

もちろん、小さい子供さん連れの家族もおるし、おじいちゃんが孫とか子どもを連れてきてくれる場合もあるし、仲間同士が集まってというのもありますし、会社の同僚で夏休み旅行で来ましたというパターンも多いですね。

ー お客様が、民宿たんざさんで一番楽しみにしていることは何だと思いますか。

そうですね。 まず宿を探すサイトをチェックして来られる方が多いですから、バレルサウナやヴィンテージカー、バーベキューをしてる写真とか色々と興味をもっていただいています。

特にinstagramでお客さんがバーベキューをしている写真とかを投稿して、「楽しそう」という雰囲気作りは、SNSを通じておこなっており、そこがきっかけになってるところもあるんかなとは思いますね。

ー 宿を運営してる上で、お客様とのコミュニケーションを重視されているように感じたのですが、意識的に心がけているのでしょうか。

特に意識してるつもりはないですけど、せっかく来たんやったら楽しんでほしいと思っています。

お声掛けさせていただくことで、ちょっとしたコミュニケーションも生まれるし、もっとこう楽しんでくださいねとか、不足してることないですか、とかを埋めていくことで、満足度を上げたいとは思ってますね。

ー最後になりますが、民宿たんざさんがどんな方におすすめか、教えていただきたいです。

そうですね。この間もちょっと仕事でしんどくて…というお客さんが来られました。サウナ好きのカップルの方でしたが、都会の喧騒から離れて、例えば風の音やったり、虫の声やったり、鳥の声やったりとか、そんな自然な音しかしないっていうので、すごい癒されたという風に言ってもらいました。

淡路島の自然なままの状態を保ってる環境でくつろぐっていうのは皆さんに満喫してもらえるんじゃないかなとは思いますね。

民宿たんざ 基本情報

民宿たんざ

兵庫県淡路市生田畑882
TEL.(070) 1823-1951
Mail.3heads1tail@gmail.com

公式サイト
Hinotori 宿紹介メディア

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