2024.08.25 2024.09.30

夕日を望み、お腹いっぱい美味しい料理を。　福津市「華杏弥太楼」

HINOTORI

第２回目の記事は福岡県福津市の「華杏弥太楼」です。福岡市の都市部からもほど近いエリアにありながら、自然豊かな環境に立地しており、お部屋のほぼすべてがオーシャンビュー。玄界灘の旬の食材を、熟練の料理人が腕をふるい提供するため、宿泊だけでなく宴会利用など地元の方々からも愛されています。そんな魅力たっぷりの宿のことを若女将の髙島由美さんにインタビューしました。

自然の恵みや歴史のロマンに溢れる福津・宗像エリア

ー今回この福津や宗像のエリアを取材させていただいて、すごく素敵なエリアだなと感じたのですが、若女将にとってどんな町で、どんな魅力がありますか？

福津の魅力は山や海などの自然に囲まれているところだと思ってます。福岡市内などと比べてもより自然が溢れているところが私自身とても好きです。自然に親しみながら、ゆったりのんびり、疲れを癒すようにお過ごしいただくとよいかなと思います。

それからこの地域は歴史や文化に触れるのにももってこいで、古代日本の古墳群や宗像大社、宮地嶽神社など、この地域の歴史や文化に触れていただくのも、新しい気付きや日々のお忙しさから一歩離れてみるきっかけになったりするかなとも。

− 普段都会で過ごしてらっしゃる方々にぜひ来ていただきたいですね。

そうですね、このすぐ近くの港からフェリーで渡った先にある大島なんかも、自転車で周遊できるくらいの島なので、非日常をアクティブにも、リラックスして過ごすにもとってもおすすめのエリアだと思っています。玄界灘の海の恵みに溢れた地域なので、ぜひ海を楽しんでいただけるといいかなとおもってます。

沈む夕日を独り占め。思い思いの時間をたのしんで

− 海といえば弥太楼さんの目の前も海ですよね。

そうなんです、うちは勝浦海岸という玄界灘に面した浜が目の前にあって、徒歩30秒で海につけます（笑）。とっても海岸に近くて、外から直接アクセスできるシャワー室を用意してあるので、夏場は海水浴を楽しみにいらっしゃる方も多いですね。

− 弥太楼さんならではの特徴や魅力はどういうところになりますか？

一番はお料理だと思っています。眼の前の玄界灘などで釣れたお魚たちをメインに、その時に旬なものや良いものを選んで提供させていただいています。特に活造りには力を入れていまして、見た目にも海の幸を楽しんでいただけるように努めています。

− お客様はどういった層の方が多いんですか？

もともと年配の方が多かったんですけれども、最近では若いお客様も増えてきました。福岡県内の方が多いですが、福岡県外からも、九州を中心によく来ていただいてます。

− 若い方がお楽しみにされていることって何かあったりしますか？

若い人たちは…そうですね、弥太楼の部屋はすべてオーシャンビューなので、勝浦浜に沈む夕日を独り占めできるんです。先日宿泊いただいた若い方に話をうかがったとき、もちろん宿泊せずとも夕日は海岸から見られるんだけれども、お部屋で見る夕日は自分たちだけで独り占めしてるみたいですごく素敵だ、とおしゃっていて。ここでは一年中どこからでも玄界灘に沈む夕日がとてもきれいなので、カップルの方々にもいいですし、一人で黄昏れるのにもぜひおすすめしたいですね。

− とても素敵ですね。今後、どんなお客さんにもっと来て欲しい、というのはありますか。

親子3代で、おじいちゃんからおばあちゃん、子供さんたちからまたお孫さんたちに伝わるような旅館になっていきたいと思っていますので、大体受け継がれるような、みんなで楽しめるような旅館にしていきたいと思います。

これからもたくさんの「美味しい！」をきくために

− 私自身も今日こちらにこさせていただいて、若女将を含め皆さんの接客サービスがとても丁寧だったと感じたのですが、人の部分の魅力もぜひ教えてほしいです。

そうですね、中居の皆さんの魅力は「個性」が一番だと思います。何か研修をして、画一化、一律化したものではなくて、それぞれのスタッフの魅力を皆様とのコミュニケ−ションの中で感じていただけると、スタッフのみなさんも嬉しいと思います。それぞれが思うまごころの接客をしてくれていて、一人一人がおもてなしの心を持って宿を回してくれています。

− 最後に、お客様が華杏弥太楼さんに来て、どういうところを一番に楽しんでいただきたいか教えていただけますか。

お腹いっぱい、この地でとれた地の美味しいものを食べていただいて、「美味しかった、また来たいと」言ってもらえるのが一番だと思います。美味しいお料理を食べて、美味しかった、また来たいと思ってもらえるような旅館にしていきたいです。