ゆったりとした島の自然があなたを包み込む。大分県佐伯市「でぃーぷまりん」

今回の記事は大分県佐伯市の深島にある「でぃーぷまりん」です。深島は豊かな自然と美しい海に囲まれ、訪れる人に癒しをもたらしてくれる場所です。住民15人の深島に宿泊する魅力について、女将の安部さんにインタビューしました。
住民は15人。自然豊かな深島の本当の魅力。

ー 安部さんが「深島を残したい」という思いを持たれた理由を教えてください。
それはもう単純に私が深島が好きだからです。
その「深島が好き」という想いには、 家族や、ばあちゃんたち、今はもういないけど島で生きてきた人たちが、ここでどんな生活をしてたんだろう、という憧れみたいなのが含まれていると思います。自分が80歳ぐらいになるまで、深島が残っていたら、ばあちゃんたちがここで経験してきたことをより長く自分も経験できるわけじゃないですか。
そのためには、深島がなくなっては困るので、自分が島を残すために行動して、さらには私たちの後に深島を残してくれる人が必要だと思っています。
ー 深島の魅力を教えてください。
私にとっての深島の魅力は、自分が自分で居られる場所ということです。社会に出て、ちょっと無理して働いてとか、我慢することも多いし、 理不尽もあったりして、私が私じゃなくなりかけた時がありました。
でも、ここに来たらそれが全くないんです。ちょっとしたわがままを言っても、悪いところも全部含めて受け入れてくれます。
次の世代に深島を残したい。そんな思いで始めた民宿。

<出典:https://oita-katete.pref.oita.jp/>
ー この島で、この場所で、この宿を始めたきっかけを教えてください。
この島を守り、無くさないためには、次の世代に繋げる必要があると思ったんです。深島は、Uターンで戻ってくる人がもういない状況なので、今まで深島に来たことがない人とか、深島を知らなかった人にも知ってもらう必要があります。
知ってもらうと言っても、海が綺麗だとか猫が可愛いとか、良い面だけでなく、ちょっと不便なところとかも含めて好きになってくれて、島に住みたいと思ってくれる人がいなきゃ、島が残せないんです。
そのためには日帰りではなく、深島に泊まって、島の人と話して、夜も朝も島を体験してもらいたいなという想いがあります。
あとは、夕方の定期船が帰った後から朝の定期船が来るまでの、誰もいない自分たちだけの島の時間がすごい好きなので、ぜひ皆さんに体験してほしいなと思ったのがきっかけです。
自然に触れ、命の大切さを学ぶ。

ー この宿で、特にお客さんが泊まられて喜ぶことはどんなことですか。
まずはお宿のロケーションです。お部屋から海が見えて、朝日を浴びれる。このロケーションはお客さんが1番喜んでくれてると思います。
食事は基本的にメインが魚なんですけども、いけすで取れたものを使っています。都会に住んでいると、さっきまで泳いでた魚を食べることは少ないと思うので、新鮮で美味しいと言ってもらえます。
あとは、プランの中に、一緒にいけすに行って魚をあげるのを体験したり、天気が良ければ一緒に漁に行くこともできるので、 命をいただくことを体感できるということで、ご家族にはすごく人気です。
自然を独り占め。自分だけの時間を堪能したい方におすすめ。

<出典:https://kinarino.jp/>
ー 最後に、 どういう気持ちを持ったお客さんに、一番深島に来てもらいたいと思いますか。
朝日を見て癒されたり、海を見て癒されたり、自然の写真を見て癒されたりしてる人は絶対に深島に魅了されると思います。
ちょっと疲れたなとか、なんか自分だけ周りと違うんじゃないかとか、そういう悩みがある人にもすごくあってるなと思います。
深島という場所は、それで別にいいんじゃないという、ありのままの自分を受け入れてくれる場所なので、ぜひ深島に来て欲しいなと思います。
「でぃーぷまりん」基本情報

でぃーぷまりん深島
住所 佐伯市蒲江大字蒲江浦
連絡先 080-5289-2280
公式サイト
Hinotori宿紹介メディア
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。